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リーダーズサロン「なみへい」 オーナー 川野真理子さん
プロフィール
川野真理子さん

NPO法人 キープラネット代表理事。ニュープラネット合同会社代表社員。青森県研究開発外部評価委員。NPOコーディネーター・コミュニティビジネスアドバイザー。
テレックス・キーパンチャー・ワープロ・パソコンのオペレーター、インストラクターを経て、三十六歳で独立。後、起業家のための交流と情報交換・スキルアップを目的にした起業家ネットワーク「キープラネット」を発足。
二OO七年十一月、二十四名の出資者から千五百万円を集め、ニュープラネット合同会社設立。二OO八年七月、全国の人と知恵と食がつながるリーダーズサロン「なみへい」を開業。現在オーナーとして人と食をつなげるコーディネータとして、多忙な毎日を送っている。http://www.namihei5963.com/

『やりたいことと、やらなければいけないこと、できること。今は百二十%で頑張る時期だと思っています。』

以前、ウィズな顔にご登場いただいたのが、O六年三月。その頃から「なみへい」構想はあったのですか?

川 野: O六年十二月に行われたキープネットのクリスマスパーティで、この構想を初めて話しました。

構想はどのようなところから。

川 野: キープラネットの会員は全国にいて、地方の方は仕事で東京に来ることが多い。皆さん、東京にくると事務所によってくださるんですね。すごくありがたいのですが、一人体制だったので、ものすごく大変で。コーヒーを出して、お話を伺っているとその分仕事が止まる。帰りが遅くなる。土・日も出勤しなくてはいけない。休みもなく、毎日終電という生活が何年も続いていました。また、相談にのってほしいといわれればお話を聞き、紹介してといわれれば連れて行ってマッチングしたり。全部無料でやっていたんです。

ボランティアですね。

川 野: そうです。このままだと、時間を使い、身体を酷使する。絶対続かない、どうにかしなくてはと苦しんでいました。

飲食業に目が向いたのですね。

川 野: キープラネットとは別に、出身地の青森の農業漁業のためにできることはないかと思っていました。そこで、事務所じゃなくて、サロンにしたらどうかと。私はそこで仕事もし、来る人たちをマッチングし、こういう人いないかと聞かれたら電話で呼び出して。ビールを飲んで青森名産のほたてを食べてもらう(笑い)。このやり方なら、やりたかった地域おこし、故郷おこしもできる。やりたいことと、やらなければいけないこと、できること。WANT、MAST、CAN。三つの和を一緒にできることに気がついた。電気がピカピカとついた瞬間です。

それがO六年十二月。

川 野: それから半年かけて、まずキープラネットの理事を再編成して、私がこちらにかかれるようにしていきました。そして、0七年後半で事業プランを作ったり、出資者を集めたり、会社を作ったり。

合同会社設立ですね。

川 野: そうしようと決めたのはいいけれど、飲食業はしたことがないし、資金もないし、不動産を持っているわけでもない。右腕となってくれるようなスタッフもいない。プロのコンサルタントに相談して、見積もりを出してもらい出資者を募りました。

出資者はすぐに?

川 野: 私を含め二十四人。肘井さん(弊社代表)もその一人ですが、二ヶ月かからなかったです。こういう場が必要と思っている人が多いこともありますし、私の十年の活動を知っている人ばかりですから、「川野さんなら」と。一生懸命頑張ってきたのをみて、応援してくれる人が集まってくれました。

店名のなみへいはどうして付けられたのですか?

川 野: 昭和の時代の「さざえさん」に登場するなみへいさん。あの時代の価値観に戻したいという願いを込めて付けました。今の時代はスピードとか、効率とか、能力とかが重視され、心もすさむ。鬱にもなる。ここは、人が人として、人の気持ちで、ここで知り合ったり、暖かい気持ちになったり。そういう場所が一つあってもいいと。

オープンから順調に?

川 野: 出資者で役員になってくれた二人の方が一緒にやりたいといってくれて、三人でスタート。物件探しからメニューの値段決め等々構築していきましたが、始まってみたらすべて計画通りには行かなかったですね(笑い)。
お客様がいろいろアドバイスをしてくださったり、こうしなくてはもうからないよとお説教をしてくださって(笑い)、オープンして三ヵ月半は毎日変更ばかり。ショップカードもリーフもホームページも作れなかった。ホームページができたのが十一月。それから告知をはじめたので、それまでは赤字です(笑い)。

今は黒字に転換?

川 野: 昨年の十二月に忘年会の予約が入るようになり、それでここを知って、いろいろな人が来てくださるようになりました。会社を立ち上げてから、二期目、なんとか黒字になりました。頑張りました(笑い)。

目標は?

川 野: 今はやりたかったことがスタートしただけで、ゴールではありません。飲食店として黒字になったので、これからは地域活性化に繋がるミッションを追求していきたいです。地域を応援したいと思って個別に活動している人や、東京に販路を求めている生産者や関係者が望んでいることに、一つ一つ応えていきたい。商品開発ができたり、販路開拓ができたり、PRの場になったり。アンテナショップの場所になったり。その仕組みをきっちり作り、事業としてやっていきたい。そうすることで「なみへい」のブランドが明確になっていくと思っています。また出資してくださっている方々の誠意にしっかり応えなくてはいけないと思う。社会的にいい仕事をしなくてはいけない。その中でどれだけ私が楽しめるか。期待につぶれないようにしないと(笑い)。

フル活動ですね。

川 野: 失敗をおそれている人が多いけど、失敗は課題が見つかるチャンス。失敗をおそれずに、やりたいことに百二十%で注力していると、まわりも自分も変化してくるんです。今はその時だと思っています。

 

 

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