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元NHKアナウンサー 軽井沢朗読館館長 青木裕子さん
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大学卒業後、1973年NHK入局。
「NHKニュースワイド」「おはようジャーナル」等でキャスターやリポーターを務め、テレビ・ラジオで活躍。
昨年、定年退職を機に長野県軽井沢町に「軽井沢朗読館」を設立。
現在館長を務めながらライフワークとしている朗読活動に本格的に取り組む。日本文芸家協会会員。
今年1月10日から3月4日までNHKラジオ第二放送 午前10時45分〜11時の「朗読の時間」で土日を除く毎日、林芙美子作「浮雲」を連続朗読している。
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『朗読館ができて、夢がどんどん膨らんでします』
軽井沢朗読館の構想はいつごろお持ちになったのですか。
| 青 木: |
定年退職をする三年前。アナウンサー時代に取材をさせていただいた、軽井沢で活動をしている自然保護団体「ピッキオ」の星野裕一さんから突然お電話を頂き、「青木さんこっちに来ませんか」と。 |
ずっとお付き合いが続いていたのですか。
| 青 木: |
共通の知人がいましたのでうわさは聞いていましたが、年賀状のやりとりも無かったんです。そのとき星野さんに、三十七年間アナウンサーとしてNHKに勤め、もうじき定年。定年後は、退職金をあてて、ささやかな、小さな小さな録音スタジオを東京に作り、ライフワークとしている宮沢賢治の朗読をはじめ、文芸作品の朗読を続けようと思っているとお話したんです。そうしたら「スタジオなら軽井沢でも作れるよ」と言われまして。 |
突然のお申し入れで。
| 青 木: |
それまで朗読館を作ろうという意図も何もなくて。星野さんといろいろ話しているうちに、そういえばそうかなと。星野さんから録音スタジオだけでなくホールもできるんじゃないかと言われ、その瞬間にその気になっちゃったんです(笑い)。 |
実際に動き出したのは。
| 青 木: |
退職をする一年前の五月に棟上式。半年で大枠が出来て、後の半年で内壁やら音響やら、収録マイクやライトを付けたり。
昨年の六月三十日で退職し、七月にオープンしましたが、マイクが全て入っていなかったり、まだ途中です。でも、準備をしながら、私が描いていた夢はこれだったんだと思いました。 |
朗読の面白さは。
| 青 木: |
普段の日常生活では声を意識的に使うことはほとんどありませんが、自分の知らない高音や低音、開発されていない声もあるのです。その声を活かして、より伝わりやすいように物語を読めたら、聴く方も楽しいし、読むほうも楽しい。 |
朗読に惹かれたきっかけは。
| 青 木: |
NHK時代にアナウンサーとして活動していましたが、ある程度の年齢になったときラジオセンターに異動になりました。ラジオセンターで朗読と出合い、声ってなんだろうと。本当に面白くて。十年続け飽きるかなと思っていたのですが。とんでもない。やっと入り口に立った感じで、生涯をかけていいなと思いました。 |
朗読と出会い、星野さんからの運命的なお話しがあり、昨年新たなスタートを切られたのですね。これからの目標は。
| 青 木: |
朗読館のことで言えば、昨年七月にオープンして、夏の間は活動しましたが冬場はクローズしています。でも今年は、軽井沢の方々でワークショップをして欲しいという声があるので、冬場にはワークショップを企画しようかと。また、昨年も夏場は朗読会だけでなく、映画祭、音楽会、コラボ等いろいろ行ったのですが、今年はもっといろいろなことを試してみたいと思っています。すでに、朗読とパーカッション、書のコラボやジャズとのコラボ等決まっていますし、朗読館の周りの森を利用して演劇もやりたい。時間を決めて朗読会を毎日開催することも考えています。 |
いきいきと楽しそうですね。
| 青 木: |
はい、いろいろ考えているとわくわくしてきます。もちろん、朗読会にも力を注いで、日本全国にある空き教室を使った小さな図書館とかに働きかけて、朗読会を開いていきたいと思っています。子供や高齢の方々に喜んでもらえたらいいですよね。言葉って本当に不思議で、黙読するのと声に出して読むのとでは全然違います。耳で聴いてイメージを膨らませるのは大切な事だし楽しい。朗読の面白さに気がついて、もっともっとやる人が増えればいいと思っています。今も朗読のワークショップを東京の明大前で行っていますが、面白さを伝えてくれる後進も育てていきたいと思っています。 |
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